仮想マシンの注意事項

IaaS が提供する仮想マシンのOSには、管理面やユーザ利便性を考慮して、ツールのプレインストールや設定のカスタマイズがなされています。


XenServer Tools

IaaS では仮想化プラットフォームに XenServer を利用しています。XenServer で稼働する仮想マシンを管理するために、XenServer Tools をプレインストールしています。

Note:
 
XenServer をメンテナンス等により停止させる際、XenServer Tools によって、仮想マシンを他の稼働中の XenServer に無停止で移動させることができます。XenServer Tools がインストールされていない仮想マシンは、XenServer のメンテナンス時に停止をお願いすることになります。

仮想マシンメタデータツール

仮想マシンメタデータは、仮想マシン固有のデータ(仮想マシンID等)です。仮想マシンメタデータを簡易に取得するための独自ツールを提供しています。仮想マシンメタデータを利用することで、仮想マシン毎に起動モジュールを分岐させるようなスクリプトを記述することができます。

【仮想マシンメタデータツール】

/usr/local/sbin/fvm-metadata

なお、オプションについては /usr/local/sbin/fvm-metadata -help を実行すると表示されます。

Note:
 

仮想マシンメタデータは、HTTPを用いて直接取得することもできます。

(例)取得できるメタデータのリストを取得する

 # curl http://api.i1.fusioncom.jp:65087/latest/meta-data/
 cmi-id
 cmi-launch-index

(例)仮想マシンのテンプレートIDを取得する

 #curl http://api.i1.fusioncom.jp:65087/latest/meta-data/cmi-id
 cmi-276c6827-bf48-424b-9464-3ab6696bc8e2


カスタマイズファイル

IaaS が提供する仮想マシンのテンプレートには、以下のカスタマイズが施されています。

ファイル名 カスタマイズ概要
/etc/rc.local
/usr/local/sbin/get-credentials.sh
SSHキーの設定を行います。
仮想マシン作成時に指定された認証キーを、~/.ssh/authorized_keys に追記します。
これが削除されると、SSHキーを設定できなくなります。
ログイン方法はユーザ/パスワード認証になりますが、デフォルトではパスワード認証は無効になっています。
/usr/local/sbin/fvm-metadata
/usr/local/sbin/copse-fvm.sh
仮想マシンメタデータを取得するためのツールです。
これが削除されると、仮想マシンメタデータを取得できなくなります。
/usr/sbin/xe-daemon
/usr/sbin/xe-linux-distribution
XenServer Tools の仮想マシン管理用モジュールです。
これが削除されると、xe-daemon が起動していない場合、XenServer のメンテナンス時に仮想マシンの停止を伴います。
/usr/local/sbin/fvm-get-ipaddr.py 仮想ネットワークインターフェースに割り当てられたIPアドレスを取得するスクリプトです。
これが削除されると、仮想マシンが起動状態になっても、SSHで接続できない可能性があります。
※該当は、Ubuntu のみです。
/usr/local/sbin/fvm-ssh-host-key-gen.sh
/etc/init/fvm-ssh-host-key-gen.conf
SSHホストキーがない場合に、SSHホストキーを作成するスクリプトです。
これが削除されると、SSHホストキーがない場合には、SSHホストキーが作成されなくなるため、SSHで接続できなくなります。
※該当は、Ubuntu のみです。